NFT取引データの分析方法: Duneを活用したSQLクエリの紹介(アドレス入力でデータ確認する)
Dune を使ったメモ
アドレス入力で、自分のそのNFTに対するトランザクション結果を見ることができるSQLコード
以下はログインして実行で1回20クレジット取られるけど無料プラン2,500Credits/月なので気にしなくて平気
- Infinity frog & Infinity Flies 購入履歴(アドレス入力)
NFT取引データの分析方法: Duneを活用したSQLクエリの紹介
はじめに
NFT市場の成長に伴い、取引データの分析が投資家やコレクターにとってますます重要になっています。この記事では、Dune Analyticsを使用して特定のNFTコレクションの取引データを分析する方法を紹介します。
Dune Analyticsとは
Dune Analyticsは、ブロックチェーンデータを簡単に分析できるプラットフォームです。ユーザーはSQLクエリを使用してデータを抽出し、ダッシュボードを作成して情報を視覚的に表示できます。
分析の準備: Infinity Frogの取引データ
例として、ICPにブリッジ出来たNFTコレクションであるInfinity Frogの取引データを分析します。分析の第一歩として、以下のSQLクエリを使用します。
SELECT
block_time AS transaction_time,
token_id,
collection,
amount_usd AS usd_amount,
amount_original AS ETH,
buyer,
seller,
tx_hash
FROM
nft.trades
WHERE
nft_contract_address = 0xa2480eb41dd1f2b0abade9f305826c544d47f696 -- Infinity Frogのコントラクトアドレス
AND buyer = {{your_address}} -- ユーザーが入力する購入者アドレス
ORDER BY
block_time DESC;
クエリの説明
このクエリでは、特定のNFTコントラクトアドレス(Infinity Frog)に対して行われた取引を、購入者アドレスに基づいて抽出します。各取引について、トランザクションの時間、トークンID、コレクション名、取引額(USDおよびETH)、購入者と販売者のアドレス、トランザクションハッシュが表示されます。
分析の実施
- トランザクション時間: 取引が行われた正確な時刻を確認できます。
- USDおよびETHでの取引額: 市場の動向や特定のNFTの価値を把握するのに役立ちます。
- 購入者と販売者のアドレス: 市場の主要プレイヤーやアクティブなウォレットを特定できます。
- トランザクションハッシュ: 取引の詳細を深堀りするための出発点となります。
まとめ
Dune Analyticsを使用することで、NFT取引データの分析がよりアクセスしやすくなります。今回紹介したSQLクエリは、個々の投資家やコレクターが自身の取引履歴を分析するための出発点となるでしょう。これを基に、より複雑なクエリを作成して、市場の深い洞察を得ることが可能です。
Polygonチェーン
PolygonチェーンにおけるNFT取引データの分析
Ethereumチェーンと同様に、PolygonチェーンでもNFT市場は急速に成長しています。Polygonは低いガス料金と高速なトランザクションが特徴で、多くのNFTプロジェクトやコレクターが利用しています。ここでは、Polygonチェーン上のNFTコレクション「Infinity Flies」の取引データを分析するためのSQLクエリを紹介します。
SQLクエリ: Polygonチェーンの例
SELECT
block_time AS transaction_time,
token_id,
collection,
amount_usd AS usd_amount,
amount_original AS WETH,
buyer,
seller,
tx_hash
FROM
nft.trades
WHERE
nft_contract_address = 0xdFcBCc1D5333c95F88CA869D56cAA308c1C30b77 -- Infinity Fliesのコントラクトアドレス
AND buyer = {{your_address}} -- ユーザーが入力する購入者アドレス
ORDER BY
block_time DESC;
このクエリでは、Infinity Fliesコレクションに対する取引を抽出しています。Polygonチェーンでは、通常のETHではなくWETH(Wrapped ETH)が使用されることがあります。これは、ETHをERC-20互換の形式にラップすることで、より多くのデフィ(DeFi)アプリケーションやNFTマーケットプレイスとの互換性を持たせるためです。
分析のポイント
- トランザクション時間: Polygonチェーン上での取引タイミングを特定します。
- USDおよびWETHでの取引額: Polygonチェーン上のNFTの価値と流動性を評価します。
- 購入者と販売者のアドレス: アクティブな参加者と市場の動向を把握します。
- トランザクションハッシュ: 取引の詳細をさらに調査するためのキーとなります。
まとめと展望
EthereumとPolygonチェーンのデータ分析を比較することで、NFT市場の多様性とエコシステム全体の健全性を理解することができます。Dune Analyticsを活用して、これらのクエリを実行することで、投資家やコレクターはより情報に基づいた意思決定を行うことが可能になります。今後も、さまざまなブロックチェーン上でのNFT取引データの分析が市場の透明性を高め、新たな機会を生み出していくでしょう。
って、感じ。