♦♢♦♢♦トレードする上で重要な事♦♢♦♢♦

♦♢♦♢♦♢♦トレードする上で重要な事♦♢♦♢♦♢♦

暗号資産でも為替でも株でもすべてのトレードに共通するトレードする上で重要な事を記しておきます。

本番のトレードをする前に、先ずはデモトレをして下さい。どこの取引所でも無料で出来ると思います。そして、チャートを見てエントリーを何度も繰り返して、自分の勝ちやすいパターンを覚えてください。そうしているうちにチャートも読めるようになってきます。

チャートを見て何処でエントリーし、何処でイグジットするかが分かればだれでも勝ちます。
しかしながら、一瞬先に何が起きるかはわかりません。なので、先ずは、ポジションをとる前に、今回の記事を参考にして、優位性のあるポジションを構築しましょう。

幾つかの大事な言葉を順に説明していきますね。

１．勝率 

勝率とは、勝ちトレード数をトレード総数で割った値です。
10回のうち4回勝ったとすれば勝率は4割、10回のうち7回勝ったとすれば勝率は7割です。

２．ペイオフレシオ（リスクリワードレシオ）

ペイオフレシオとは、トレードにおける「リスク（損失）」と「リワード（報酬）」の比率のことで、勝ちトレードの平均利益を負けトレードの平均損失割った値です。
ペイオフレシオが高ければ高いほど良いのですが、ペイオフレシオと勝率は反比例しますので
勝率も意識しなければなりません。
利益幅を狭くし、損切り幅を広くとれば当然勝率は高くなります。必ずしも勝てるルールになるとは限りません。

　必要なペイオフレシオの算出
必要なペイオフレシオ＝（欲しい期待値＋100)/勝率ー1

 例　勝率が40％で欲しい期待値＋20%の場合
   必要なペイオフレシオ＝（20＋100)/40ー1＝2
 　勝率が60％で欲しい期待値＋20%の場合
   必要なペイオフレシオ＝（20＋100)/60ー1＝1

３．期待値

確率変数の期待値(Expected value)とは、ある試行を永遠に繰り返した時に得られる実現値の平均のことです。勝率とペイオフレシオから導かれるものが期待値です。
分かりやすく言いますと、1回のトレードで平均して稼げるか、どれだけのpipsが取れるかを求めたもので、期待値がプラスであれば正の優位性のあるルール、ゼロであれば優位性無し、マイナスであれば負の優位性のあるルールとなります。

　期待値はペイオフレシオと勝率で算出できます
ペイオフレシオ＝平均利益÷平均損失
期待値の算出
期待値（％）＝ 勝率ｘ平均利益ー負け率ｘ平均損失
     　　　　　＝ 勝率ｘ平均利益ー（100-勝率）ｘ平均損失
 　   　　　　 ＝ 勝率ｘ平均利益/平均損失ー（100-勝率）
                   　    ＝ 勝率ｘペイオフレシオー（100-勝率）

4.  最大ドローダウン

最大ドローダウンとは、負けが続き損失が膨れ上がった期間の累計最大損失額です。

ペイオフレシオは平均利益を増やす、もしくは平均損失を減らすことで向上させることができます。
そこで、損失を減らす、つまり損切りが重要になります。
幾ら勝率が50％であっても、総トレードの間には、例えば10回連続で負けることもあります。その短期間を見ますと勝率は0なのです。その時に、ロスカットという憂き目に合うのです。　なので、損切は損失を少なくするための手段であって、ポジションをとるときに、ポジションをとる根拠が崩れる位置に損切を置く、このことがとても重要となります。トレードは、ご自分のルールを守って淡々と行うことがじゅうようです。そうすれば、利益が伴います。　

では、どうすればよいでしょうか？
・ストップロスを必ず設定し、適正ロットを計算してからエントリーする。
・期待値がプラスになるような優位性のあるポジションを構築する。
これにつきます。

5.    適正ロットの計算

一般的に2％ルールといって許容するリスクは2%が好ましいとされています。

許容するリスクは2%、1lotあたり１万通貨と設定します。
許容リスクに対する適正なロットは、

（証拠金×2%）÷（1pipあたりの価格×損切りpips）となります。

例えば、証拠金は100万円、損切位置までが25pipsの場合、
許容リスクは20000円ですから、ドル円なら　20000÷100x25=8　で8lot(8万通貨)となります。

既に、トレードなさっている方には、当たり前のことなのかもしれませんが、先ずは、ここをしっかりと抑えてほしいと思いますので、記載しました。
損きり命です。損切は、何も恐れることはありません。ご自分の許容量に留めて置けば、それは経費と見て行う事です。そうすれば、次のトレードができ、取り返すことも可能なのですから......