The Mergeで次の10年はどう変わる?
「The Merge」がもたらす変化と、よくある誤解について説明します。
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ソーシャルグッドとは、社会に対してよいインパクトを与える活動やサービスの総称のこと。
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す指標であるSDGsが広がるなか、個人だけでなく国や企業にもソーシャルグッドな取り組みが求められています。
そのポジティブなムードは暗号資産(仮想通貨)業界にも広がり、最近はNFTやメタバースのプロジェクトにもさまざまな試みが増えてきました。
今回の記事では、ソーシャルグッドな最新プロジェクトを4つご紹介します。
※この記事は、プロモーションではございません。
YUMENOSUKE -引退- https://sbinft.market/
『ピースワンコ・ジャパン』プロジェクトは、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(認定NPO)が運営する、犬の保護・譲渡や災害救助犬育成などの事業。
日本で毎年4000頭以上が「ドリームボックス」殺処分機で処分されているなかで、ピースワンコ・ジャパンは犬の殺処分ゼロを目指して、動物愛護センターから引き取った犬をシェルターで保護し、適切な医療・飼養・訓練を経て、里親の方へ譲渡する活動を行っています。
保護犬のトレーニングや譲渡活動に加えて、今年からは実際に殺処分から救うことができた犬をモチーフにしたNFTアートの発表を始めました。
YUMENOSUKE -笑顔- https://sbinft.market/
このNFTアートのモチーフとなったのは、実際に殺処分から救われた『夢之丞(ゆめのすけ)』。日本の殺処分ゼロアンバサダーとして活躍しています。
2010年、殺処分機・ドリームボックスから救われた夢之丞は、その後救助犬へと成長し人命救助に参加しました。
ピースワンコ・ジャパンの殺処分ゼロ活動は、この夢之丞の存在に胸を打たれて始まったものだと言います。
活動の原点を象徴する存在として、ピースワンコ・ジャパンの最初のNFTは夢之丞がモチーフとなりました。
NFTの収益はすべて犬の殺処分ゼロを目指す取り組みに役立てられるという、愛あふれるとてもソーシャルグッドなプロジェクトです。
https://catrescue.io/
『Cat Rescue』は、5555体の猫のイラストのNFTを販売し、その収益の50%を保護猫活動を推進している団体に寄付するなどの経済的支援を行う「保護猫×コレクタブルNFT」プロジェクト。
シンガポール発のスタートアップ『w3fortune』が運営するソーシャルグッドプロジェクトの第一弾です。
毎年世界中で何百万もの猫が殺処分され、シェルターに入れない猫がたくさんいることを課題に、『Cat Rescue』は以下の目標をロードマップとして発表しています。
『Cat Rescue』の猫は、大きな目とアメコミ風の絵のタッチが特徴。
段ボールの中の捨て猫と目があって目が離せなくなることがあるように、猫の目に「あなたの助けを求めている」というメッセージを込めたといいます。
『Cat Rescue』では、この可愛らしい猫と、猫への愛あふれるコンセプトに惹かれた約1950人のメンバー(2022年7月28日時点)が『WAGSAC(We Are Gonna Save All the Cats)』を合言葉に、猫の殺処分ゼロの実現をミッションに掲げて保護猫活動に励んでいます。
https://catrescue.io/
コミュニティメンバーの多くは日本人。Discordチャンネルでは、個人の自己紹介に加えて、雑談や相談、猫自慢、迷子の猫探しのチャンネルなどが立ち上がり、日々活発にやりとりが行われています。
NFTの話題性と特性を活かしてコミュニティの輪を広げようと、現在実際にNFT保有者を中心に世界中の猫好きが集まり、「猫のために良いことをしていく」という考えに共感したたくさんの人々が自律分散型組織(DAO)を目指しているんです。
https://metaversepet.zone/
犬小屋のような檻の中に閉じ込められている、独特なカラーリングのバーチャル犬──。
これは日本のアートユニット・エキソニモによる最新のNFTプロジェクト『Metaverse Petshop』です。
檻の中のバーチャル犬たちはそれぞれ寿命を10分に設定されており、その間本物の犬のように座ったり、舌を出したり、地面を掘ったりして、バーチャルでありながらも私たちにたしかな生命を感じさせる存在になっています。
時間内に次の誰かが購入しペットとして迎え入れない限り、犬は消去され、どんどんと新しいヴィジュアルの犬に置き換えられていきます。
https://metaversepet.zone/
ペットとなったバーチャル犬は自分のデジタルデバイスに転送すると、殺すことを選択して皮を剥ぎ、カラフルで魅力的な模様の毛皮としてNFT化することが可能です。
しかしどんなに魅力的な模様であっても、バーチャルであっても、毛皮のためにペットを殺し、皮を剥ぐことは倫理的なのでしょうか?
『Metaverse Petshop』は、そんな問いを私たちに突きつけます。
バーチャルとリアルの境界を揺るがし、所有と管理にまつわる倫理的な問題や動物の権利を再考させられるプロジェクトです。
https://metahistory.gallery/
2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻。
この戦争をブロックチェーン上に記録するNFT博物館『MetaHistory NFT Museum』をご存知ですか?
すべてのNFTアートは、メディアや政府機関、政治家などが戦争に関して投稿したツイートを、デジタルアーティストがイラストレーションで表現したものです。
https://metahistory.gallery/
いずれの作品も購入可能で、すべての資金はウクライナ・デジタル変革省の公式暗号アカウントに送られているようです。
1.7億円にも及ぶという収益は、ウクライナの軍隊と民間人に寄付され、またロシアからのミサイルで損傷した美術館の修復にも充てられています。
『MetaHistory NFT Museum』のNFTは、『Never Forget This』の略でもあるとのこと。
We’ve already sold 1153 artworks and the sales go on. Our goal is 1million!
— Meta History: Museum of War (@Meta_History_UA) March 31, 2022
Have raised more than 500k USD by now!
Only NFT owners will be able to buy the masterpieces of the Prospect 100 winners and the very first four artworks soon. Support Ukraine! pic.twitter.com/HfK747cpxN
ウクライナ・デジタル変革省副大臣であるアレックス・ボルニャコフ氏は、自身のツイッターで、「私たちは、未来志向のテクノロジーを使って歴史を記録し、戦争が終わった後のウクライナの経済再建にも貢献する」と発信しました。
実際にサイトには、常にロシアのウクライナ侵攻に関するタイムラインが掲載され、リアルタイムで戦争を伝え、同時にさまざまな表現で戦争を記録していくデジタル博物館となっています。
NFTは、さまざまな社会問題を解決する手段として無限の可能性に満ちています。
私たちSBINFTが運営するNFTマーケットプレイス『SBINFT Market』でも、2022年5月に、さいとうなおき先生の発案で、『5Artists NFTアートチャリティーオークション2022』を開催し、オークションの収益を日本赤十字社に全額寄付させていただきました。
それを皮切りに、『ピースワンコ・ジャパン』などソーシャルグッドなNFTプロジェクトのサポートも精力的に行っています。
(『5Artists NFTアートチャリティーオークション2022』については、こちらの記事を参照)
弊社は、『SBINFT Market』の運営で培ったノウハウを活かし、NFTを社会実装することで、課題解決や革新的な体験を提供しています。
ソーシャルグッドなNFTプロジェクトにインスピレーションを得た方、またNFTを活用した事業を展開したい、NFTに興味はあるけれどどう活かせばよいか悩んでいる…など、NFTにまつわるご検討事項がありましたらぜひご相談ください。
公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、個人活動するクリプトアーティストが制作したNFTの販売(一次販売)及び、利用者同士が保持しているNFTを売買(二次販売)できるNFT売買プラットフォームサービス。
SBINFT株式会社が運営する。
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